秋芳洞

フリーエリアからは出てしまいますが、せっかく山口県までやってきたので秋芳洞まで足を伸ばすことにしました。10年以上前に高校の修学旅行で訪れて大変な感銘を受け、いつか再訪したいと思っていた場所です。
新岩国から新山口まで新幹線で移動して、さらに新山口駅前からバスで40分ちょっと。
普通の路線バスですが車体は大型。でも全区間を通じて乗降客は僕を含めてたったの4人。半分以上の時間は僕一人しか乗っていない状態。待ち客無し、信号無し、高速道路でもないのにノンストップ運転w


秋芳洞・受付付近.jpg
バス停から土産物店などの並ぶ商店街を抜けて鍾乳洞受付へ。
秋芳洞・入口までの道.jpg
チケット売り場から入口までは少し歩きます。
~~
秋芳洞は完全に通路が整備されたコースの他に【冒険コース】というものがあります。冒険コースは【青天井】のそば…まだ入口が見えるエリアにあります。追加料金300円を払って(というか箱の中に勝手に入れるだけ)、懐中電灯をとって(電池が切れている物多数^^;)、いざ出発!
この冒険コースは最初からいきなり垂直に近い壁に打ち付けた足場をのぼっていきます。
秋芳洞・冒険コース.jpg
その後も本道とちがって照明は最小限、柵はあるのですが落ちたら洒落にならないような急斜面、まったく舗装していない岩肌を進みます。
秋芳洞・六地蔵.jpg
冒険コース中の見所(らしい)【六地蔵】。
フラッシュ炊いてPCでめいっぱい明るく修正してこんな感じ。背景が真っ暗なので判るとおり、懐中電灯がなければ何も見えません。
見えないのに見所とはコレイカニ??
秋芳洞・冒険コース出口.jpg
フラッシュ炊かないとこんな感じ。これでも明るめに修正しています。中央下に照明が写っていますが、こんな小さな蛍光灯?がまばらにあるだけ。
コース長は100m程度のはずですが、それよりもずっと長く感じます。ようやく本道が見える位置まで戻ってきましたが…この斜面降りるの???画面やや左上寄りに青いU字型に見えるのが本道です。3階くらいの高さから見下ろしています。右側に見えている手すりも途中で無くなっています。照明は一番上に 1つだけ(右上に光って見えているのは入口です。岩に遮られてこの斜面には光が届いていません)。足下はほとんど見えません。おまけに岩の表面は濡れていて滑りそうです。ムチャクチャ怖いです。
いやー。
面白かった。
~~
本道へもどって先へ。
秋芳洞・長淵.jpg
秋芳洞の見学コースは地下ながら広い空間が特徴。
洞窟内で静かに水をたたえる湖…それとも川?
秋芳洞・百枚皿.jpg
【百枚皿】
これも秋芳洞の中で最も有名な場所。
多数のリムストーン(斜面を流れる水中の石灰分が堆積してできた階段状の構造)プールが連なった奇蹟の造形。
名は百枚皿ですが、実際には500以上の段があるそうです。
秋芳洞・洞内富士.jpg
【洞内富士】
洞窟内にそびえ立つ…というほどの高さではないですがw…山。
天井からしたたり落ちた水に含まれていた石灰分が積もり固まってできた石筍の一種です。一般的な石筍とは大きさが桁違いですが。
秋芳洞・大松茸.jpg
【大松茸】
松茸、といいつつ表面がぬるぬると濡れた感じでちょっと気色悪い…(苦笑)
秋芳洞・千町田.jpg
【千町田】
東南アジアの水田を思わせる光景。
構造は百枚皿と同じですが、こちらの方が傾斜がゆるやかなためか一つ一つのリムプールが大きくなっています。
秋芳洞・岩屋観音.jpg
【岩屋観音】
穴の中に小さな鍾乳石の突起を祠の中の観音像に見立てたもの。
秋芳洞・黄金柱.jpg
【黄金柱】
百枚皿とともに秋芳洞の紹介の際は必ずここの写真が使われる、というほど有名な巨大石柱。その高さは15m!
この近くから人工の通路を通って【黒谷支洞】へ進みます。
秋芳洞・マリア観音.jpg
黒谷支洞内の写真は失敗してしまいました。
唯一ぶれていなかったのがこの【マリア観音】。
観音と呼ぶには不気味に写ってしまいましたが(苦笑)
~~
黒谷支洞の先の出口からは外へ出ず、いったん戻って黄金柱の手前にあるエレベータから外へ。
というわけで全長1kmの地底探険はここでいったん終了。
~~
【秋芳洞】
http://www.karusuto.com/html/02-learn/02-akiyoshido.html
美祢市秋芳町秋吉
JR新山口駅よりバス(1140円、45分)
#1時間に1本以下しかないので時刻表要チェック
#下関駅、美弥駅との間にもバス路線があります
開場時間:9:30~16:30
入場料金:大人1200円(冒険コースは+300円)
年中無休

タイトルとURLをコピーしました